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オーデマピゲ(Audemars Piguet)

現在の腕時計メーカーの多くは、1990年代の業界再編によって幾つかの大資本の傘下に吸収される形で経営されています。独立資本のまま経営されているメーカーは数えるほどしかない現代において、オーデマピゲは創業者一族から経営権が移動しなかったメーカーとしてその存在感を発揮しているのです。

オーデマピゲ(Audemars Piguet)の腕時計

オーデマピゲ(Audemars Piguet)は、スイスの老舗腕時計メーカーで「世界三大高級腕時計メーカー」の一つに数えられています。他の資本からの買収を受けず、現代に至るまで単独で経営を続けているメーカーとしても知られています。

歴史

オーデマピゲ社は、1875年にジュール=ルイ・オーデマとエドワール=オーギュスト・ピゲの両名によって創設されました。オーデマピゲの名を世界に知らしめたのは、1880年にパリで開催された第10回世界万国博覧会に出展した「グラン・コンプリカシオン」という懐中時計です。うるう年に対応した永久カレンダー、月日・曜日表示、ミニッツリピーター、月齢表示、スプリットセコンド、クロノグラフと高級複雑時計の必需品といえる機能が集約されたグラン・コンプリカシオンは、オーデマピゲの技術力をアピールするものとなっていたのです。出展の成功により、オーデマピゲは時計メーカーとしての名声を確立し現在に至っています。その経営は非常に安定しており、1990年代にはじまる資本参入による業界再編にあっても独立を維持しています。

特徴

オーデマピゲの特徴は、「伝統と革新の調和」というブランドコンセプトにあります。懐中時計時代からの技術の積み重ねを腕時計に活用することで、独自のスタイルを造りだすのがオーデマピゲの特色なのです。1996年には、「グラン・コンプリカシオン」の機能全てを詰め込んだ腕時計版「グラン・コンプリカシオン」の開発に成功していることなどから、コンセプトの実現は常に行なわれているといえます。オーデマピゲの腕時計の大ファンでもある現カリフォルニア州知事で俳優のアーノルド・シュワルツェネッガーは、オーデマピゲと自身の主演映画のコラボレートを積極的に行い、「T3」モデルなどを映画にも出演させています。

人気の機種

オーデマピゲを代表する腕時計としては、「ロイヤル・オーク」があります。現在ブルガリの専属時計デザイナーとして活躍しているジェラルド・ジェンダによる八角形の文字盤を基調としたデザインと、高級腕時計の素材としてはじめて使われたステンレス製のボディなど、斬新さに溢れたデザインと伝統的な複雑構造が組み合わされたロイヤル・オークは、まさにオーデマピゲの顔といえる存在です。オーデマピゲのジュエリー部門でも、ロイヤル・オークをモチーフとしたジュエリーが販売されていることも、その高い人気を象徴しているといえます。

最高額の機種

オーデマピゲを代表する名作「グラン・コンプリカシオン」は、限定生産モデルの「ロイヤル・オーク グラン・コンプリカシオン」として販売されています。このグラン・コンプリカシオンの価格は、2008年2月の時点で何と8904万円となっています。100万円台の価格が付けられた高級腕時計は珍しくないものの、1000万円台の価格が付けられた腕時計はそう多くないため、まさに正真正銘のセレブ腕時計であるといえます。

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